第48回電解技術討論会−ソーダ工業技術討論会−
主 催 : 電気化学会 電解科学技術委員会
世話人 :
轟 直人(東北大学)
濱田 剛(ティッセンクルップ・ニューセラ株式会社)
日 時 : 2024年12月11日(水)〜12月12日(木)
開催方式 : 東北大学 環境科学研究科本館大講義室(仙台市青葉区荒巻字青葉468-1)とオンラインのハイブリッド
☆討論会主題 「GX推進の基盤となる電解技術」
2024年度の本討論会は、50年近くの歴史がある中で初めて東北地域での開催となります。本年5月には「水素社会推進法」が成立・交付され、2050年カーボンニュートラルに向け、低炭素水素等の供給・利用の促進が急務とされており、東北地域でも宮城・福島・秋田などの各所で水素等の次世代エネルギーサプライチェーンの構築が検討されています。
社会全体のGX推進に向けた最新の研究開発成果に関するご講演を含む、ソーダ電解、水電解・水蒸気電解、溶融塩電解、機能水、二酸化炭素電解、有機電解、アノード処理、金属精錬、めっき技術、電解殺菌、廃水処理など幅広い分野からの研究発表を募集いたします。
☆特別講演
「高温電解技術の現状・課題と展望」
東北大学 大学院環境科学研究科 先進社会環境学専攻分散エネルギーシステム学分野
SOFC/SOEC実装支援研究センター センター長
川田 達也 先生
「GX推進のための水素科学技術」
東北大学 材料科学高等研究所 (WPI-AIMR) 所長
東北大学 金属材料研究所 水素機能材料工学研究部門 教授
高エネルギー加速器研究機構 (KEK) 客員教授
九州大学 エネルギーシステムデザイン研究センター (CESD) 連携教授
折茂 慎一 先生
☆パネルディスカッション
「カーボンニュートラルとエネルギーセキュリティに資する水電解技術とは?」
日本のエネルギー消費が現在と同じレベルとしても、2050年以降にカーボンニュートラルとエネルギーセキュリティを両立するためには、国内外に数百GW程度の水電解システムが必要と考えられる。ここで、日本の水電解技術がこの規模でマーケットを拡大できるような優位性を得るための電解槽のイメージや、その基盤技術の開発と実証事業についてパネルディスカッションを行いたい。この中で、単なる既存の技術の延長ではない水電解技術として、何をどこまで求めたものであるべきか、今後アカデミアと企業が一体となって技術競争力を高めていくためには何が必要かを考える場としたい。
<パネラー>
松岡 孝司 ENEOS株式会社 中央技術研究所 先進技術研究所長
丸田 昭輝 株式会社テクノバ 研究部 研究第3グループ 上級主席研究員
田中 康行 株式会社トクヤマ 電解事業化グループ(徳山)主幹
光島 重徳 横浜国立大学 大学院工学研究院 教授/先進化学エネルギー研究センター長
<モデレーター>
盛満 正嗣 同志社大学大学院理工学研究科、教授
◎発表形式 口頭発表(発表15分(予定),討論5分(予定))
◎発表申込方法:
9月25日(水)までに、講演申込フォームからお申込みください。
◎講演要旨提出締切 11月6日(水) 必着
講演要旨(wordファイル)を締切日までに、事務局までメールにてご送信ください。
メールのタイトルには「第48回電解技術討論会講演要旨」と入れてくださいますようお願いいたします。
◎参加申込受付期間 2024年10月9日(水)
〜11月27日(水)
事務局にて参加費の入金確認をもって参加予約受付完了とさせて頂きます。
参加のお申込みは、参加申込フォームにアクセスください。
◎討論会参加費
電解科学技術委員会 業界会員 8,000円 (不課税)
電解科学技術委員会 個人会員 7,000円 (不課税)
協賛会員 8,800円 (内税)
学 生 3,300円 (内税)
その他(非会員) 11,000円 (内税)
◎懇親会 12月11日(火) 18:00〜19:30
ミラ・アンジェラ 一番町 (青葉区一番町 3-8-23 戸津ビル1・2F)
地下鉄広瀬通駅より徒歩3分 電力ビル裏
懇親会費
7,000円 (税込)
(当日受付は2,000円増)
◎参加予約・送金方法
郵便振替(00250-2-38405 電解技術討論会)をご利用ください。
◎お問合せ 〒240-8501横浜市保土ヶ谷区常盤台79-5
横浜国立大学 大学院 工学研究院 機能の創生部門 松澤 幸一
TEL 045-339-4022, FAX
045-339-4024,
URL
http://denkai.electrochem.jp/, E-mail denkai@electrochem.jp
プログラム:
【1日目
12月11日(水)】
1
9:00 - 9:20 Niおよび Cu置換タングステン酸化物によるアンモニア電解酸化
(1山口大院創成,2トクヤマ)
○荒井 万由子1,
吉田 航1,
中山 雅晴1,
岩本 智行2
2
9:20 - 9:40 バイオマス由来Fe担持グラフェンを触媒とする電気化学的硝酸還元による高効率アンモニア合成
(1山口大院創成,2山口大工,3高知大院土佐さきがけ,4高知大院理工,5高知大理工)
○吉田 航1,
伊藤 日咲1,
上中野 圭子2,
洲脇 亮3,
長尾 将汰4,
森 みかる5,
森 勝伸4,
中山 雅晴1
3
9:40 - 10:00 PEM電解によるジフェニルアセチレンの部分水素化における選択性の解析
(1横浜国大院理工,2横浜国大院工,3横浜国大ACERC)
○中村 祐貴1,
信田 尚毅2,3,
黒田 義之2,3,
跡部 真人2,3,
光島 重徳2,3
4
10:00 - 10:20 トルエン直接電解水素化における陰極多孔質流路の濡れ性が電流効率に及ぼす影響
(1横浜国大院理工,2横浜国大院工,3横浜国大ACERC,4旭化成)
○篠原 里緒 1,
池上 芳1,
黒田 義之2,3,
森 裕貴4,
金田 由香4,
山下 順也4,
光島 重徳2,3
10:20
- 10:30 〜 休憩 〜
5
10:30 - 10:50 NaOH-KOH系ハイドレートメルトを用いた高効率水電解-Ni含有合金電極の酸素発生特性-
(京都大学)
○川口 健次,野平 俊之
6
10:50 - 11:10 炭素製ならびにシリカ製多孔質保持材を用いたLiCl-KCl-ZnCl2溶融塩中における液体Znの表面張力型三層電解
(京都大学)
○安田 幸司,山田 翔也,宇田 哲也
7
11:10 - 11:30 LIBの湿式リサイクルの廃水処理に向けたLiPF6水溶液の電気透析
(京都大学)
○宮下 匠人,安田 幸司,宇田 哲也
11:30
- 12:30 〜 昼休み 〜
12:30
- 12:35 (授賞式)
12:35
- 13:35 (業績賞受賞講演)
13:35
- 13:40 〜 休憩 〜
13:40 - 14:40 ☆特別講演
GX推進のための水素科学技術
(東北大学)
折茂 慎一
14:40
- 14:50 〜 休憩 〜
14:50 - 15:50 ☆特別講演
高温電解技術の現状・課題と展望
(東北大学)
川田 達也
15:50
- 16:00 〜 準備 〜
16:00 - 17:30 ☆パネルディスカッション
カーボンニュートラルとエネルギーセキュリティに資する水電解技術とは?
18:00
- 19:30 〜 懇親会 〜 於 ミラ・アンジェラ 一番町 (青葉区一番町3-8-23)
【2日目
12月12日(木)】
8
9:20 - 9:40 Key factors affecting the Structure-Activity relationship of IrOx for OER via operando X-ray Absorption Spectroscopic and Theoretical studies
(1Graduate School of Human and Environmental Studies, Kyoto University,2Tanaka Kikinzoku Kogyo K.K.,3Interdisciplinary Graduate School of Engineering Sciences, Kyushu University,4Fuel Cell Cutting-Edge Research Center Technology Research Association,5Graduate School of Engineering Science, Yokohama National University)
○Neha Thakur1,
Yadan Ren1,
Tomoki Uchiyama1,
Mitsuharu Fujita2,
Ikkei Arima2,
Minoru Ishida2,
Toshiki Watanabe1,
Mukesh Kumar1,
Yingkai Wu3,
Yuta Tsuji3,
Toshiyuki Matsunaga 1,
Hideto Imai 4,
Masashi Matsumoto4,
Yoshiyuki Kuroda5,
Shigenori Mitsushima5,
Yoshiharu Uchimoto 1
9
9:40 - 10:00 Identification of Structure-Activity Correlations in Iridium-Based Perovskite Oxides for Oxygen Evolution by operando X-ray Absorption Spectroscopy
(1Graduate School of Human and Environmental Studies, Kyoto University,2Graduate School of Engineering Science, Yokohama National University)
○Weijie Cao1,
Neha Thakur1,
Mukesh Kumar1,
Toshiyuki Matsunaga1,
Yoshiyuki Kuroda2,
Shigenori Mitsushima2,
Yoshiharu Uchimoto1
10
10:00 - 10:20 Modified Hydrothermal synthesis of RuIrOx nanoparticles with enhanced activity for the Oxygen Evolution Reaction
(1Graduate School of Human and Environmental Studies, Kyoto University,2Graduate School of Life Sciences, Ritsumeikan University,3Graduate School of Engineering Science, Yokohama National University)
○Kuowei Liao1,
Weijie Cao1,
Neha Thakur1,
Mukesh Kumarr1,
Toshiki Watanabe1,
Toshiyuki Matsunaga1,
Yuki Orikasa 2,
Yoshiyuki Kuroda 3,
Shigenori Mitsushima 3,
Yoshiharu Uchimoto 1
11
10:20 - 10:40 酸性中におけるALD-ZrO2被覆IrO2の作製条件が及ぼすOER活性および耐久性への影響
(1横浜国大院理工,2横浜国大 IAS,3横浜国大院工)
○山田 智士1,
石原 顕光2,
松澤 幸一3
10:40
- 10:50 〜 休憩 〜
12
10:50 - 11:10 オペランド蛍光X線分光を用いた固体高分子膜内のセリウムカチオン移動現象の解析
(1立命館大学,2FC-Cubic,3JASRI)
○森田 薫子1,
石黒 雄大1,
竹澤 愛華1,
花原 瑠希也1,
辻 庸一郎2,
朝岡 賢彦2,
大木 真里亜2,
関澤 央輝3,
新田 清文3,
折笠 有基1
13
11:10 - 11:30 AGCにおける水電解用プロトン交換膜の商用化と次世代膜の開発
(AGC化学品カンパニー)
○千葉 湧介,笹木 健太,早部 慎太朗,澤田 敏亮
14
11:30 - 11:50 AEM水電解セル開発に向けた各種膜・電極材料の評価と今後の展望
(住友電気工業)
○飯屋谷 和志,中島 隆芳,山内 章裕,加藤 玲奈,出口 友香里,池上 雄大,福壽陸,鳥谷 和正
15
11:50 - 12:10 Zr窒化物を電解酸化させた電極上での酸素発生能の検討
(1横浜国大院理工,2横浜国大 IAS,3横浜国大院工)
○西野 翔1,
石原 顕光2,
松澤 幸一3
16
12:10 - 12:30 Zr酸化物被覆したNi触媒のアルカリ溶液中でのOER活性及び耐久性
(1横浜国大院理工,2横浜国大 IAS,3横浜国大院工)
○廣瀬 和也1,
石原 顕光2,
松澤 幸一3
12:30
- 13:30 〜 昼休み 〜
17
13:30 - 13:50 NiドープRu酸化物薄膜電極の酸素発生反応特性
(1東北大院環境,2東北大工 )
○楢木 奈桜美1,
岡山 雄飛1,
ペソネンケン2,
轟 直人1,
和田山 智正1
18
13:50 - 14:10 ステンレス鋼の酸素発生電極特性に及ぼす電位サイクル範囲の影響
(東北大院環境)
○轟 直人,和田山 智正
19
14:10 - 14:30 アルカリ水電解における起動/停止時のルテニウム系酸化物カソードの構造解析と電気化学特性評価
(大阪公大院工)
○樋口 栄次,濱田 拓哉,三宅 輝明,知久 昌信,井上 博史
20
14:30 - 14:50 パイロクロア酸化物Bi2Ru2O7の結晶構造と電子状態
(同志社大)
○太田 寛人,岡崎 礼,盛満 正嗣
21
14:50 - 15:10 アルカリ水溶液によるペロブスカイト型酸化物の表面構造変化と酸素発生活性の解析
(1立命館大,2横浜国大 )
○折笠 有基1,
杉村 采音1,
池田 悠作1,
柴田 大輔1,
鐘 承超1,
下田 景士1,
岡崎 健一1,
李 坤朋2,
黒田 義之2,
光島 重徳2
15:10
- 15:20 〜 休憩 〜
22
15:20 - 15:40 アルカリ水電解における電極の孔径と分極特性の解析
(1横浜国大院理工,2住友電気工業,3横浜国大 ACERC)
○岡島 光作1,
真嶋 正利2,
奥野 一樹2,
沼田 昂真2,
武田 康誠2,
黒田 義之1,3,
光島 重徳1,3
23
15:40 - 16:00 アルカリ水電解の電場中における気泡の浮上挙動とζ電位の定量化
(1横浜国大院理工,2横浜国大院工)
○新美光1,
三角 隆太2,
光島 重徳2
24
16:00 - 16:20 ゼロギャップアルカリ水電解セルにおける各抵抗成分の分離手法と電極形状の影響の評価
(1横浜国大院理工,2横浜国大院工)
○西尾 友希1,
三角 隆太2,
光島 重徳2
25
16:20 - 16:40 アルカリ水電解におけるOER/HER性能に対する平織メッシュ電極形状の影響
(1横浜国大院理工,2横浜国大院工)
○石野 俊之介1,
西尾 友希1,
三角 隆太2,
光島 重徳2
26
16:40 - 17:00 アルカリ水電解用多孔質ハイドロゲル電極の構造分析と物質輸送特性解析
(1横浜国大院理工,2横浜国大院工,3横浜国大 ACERC)
○和合 拓紀1,
黒田 義之2,3,
光島 重徳2,3